歯周病治療│川口市の歯医者│かわぐちSKIPシティ歯科・矯正歯科│鳩ヶ谷駅・蕨駅

〒333-0844 埼玉県川口市上青木4丁目13番78号2F
048-423-3302
ヘッダー画像

歯周病治療

歯周病治療│川口市の歯医者│かわぐちSKIPシティ歯科・矯正歯科│鳩ヶ谷駅・蕨駅

歯周病とは

歯周病

歯周病とは、歯と歯ぐきのすき間(歯周ポケット)から歯周病菌が侵入し、歯肉に炎症を引き起こして出血や膿を出したり、歯を支える骨(歯槽骨)などが溶けたりする病気です。歯を失う原因として、むし歯よりも多くの割合を占めています。炎症が歯肉だけに留まっている状態を「歯肉炎」、炎症が歯槽骨や歯根膜(歯と骨の間にあるクッション)にまで広がっている状態を「歯周炎(歯槽膿漏)」といいます。むし歯と異なり痛みがなく、気づかないうちに進行する特徴があり、歯周ポケットが深くなっていくと、歯肉が腫れたり、出血したり、歯がグラグラしたりして、ものを噛みにくくなり、歯が自然に抜け落ちるほど重症になることもあります。
歯周病は大切な歯を奪ってしまうだけでなく、全身疾患とも深い関わりがあることが指摘されています。歯周病菌が口の中から血流に乗って全身をめぐることで、糖尿病や動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、早産などを引き起こしてしまう可能性があります。お口の病気と全身の病気が繋がっていると考える方は少ないと思いますが、放っておくことで健康寿命を縮めてしまうことがありますので注意が必要です。
歯みがきを中心としたセルフケアはもちろん、歯科での定期検診でお口の検査やプロフェッショナルケアを受けて、歯周病の早期発見・治療、予防を心がけましょう。

当院の一般歯科の特徴

  1. 保険診療による歯周病治療と歯周病治療に特化した自費診療をご用意しています。
  2. 歯周病は歯肉や骨の炎症が重症でなければ、十分に治療が可能なため、進行を防ぐことも可能です。丁寧なカウンセリングを行い、患者様の不安や疑問に向き合い、ご理解いただけた上で一人ひとりに合う治療を提供することにスタッフ一同、努めます。
  3. 治療計画の立案後、炎症がある場合は洗浄、適した抗生物質や抗炎症薬の処方をします。
  4. 歯周病を治療、予防するために、定期的な検診、クリーニングを行い、お口の中の異常を早期発見し、早期治療を行い、患者様の健康な口腔環境を維持するお手伝いをさせていただきます。
  5. 当院には、レーザーの取り扱いがあり、レーザーを使用して歯周病治療も行うことができます。炎症のある歯周ポケットに照射することで不良肉芽組織を切除できたり、深いところに隠れた歯石にレーザー照射することできれいに除去することができます。歯周組織再生治療にも使用でき、幅広い治療に使用可能です。

歯周病の原因

プラーク(歯垢)

歯周病の主な原因は、歯と歯ぐきの間にたまるプラーク(歯垢)です。
プラークは、非常に多くの細菌が増殖してかたまりとなったもので、ブラッシングが不十分であったり、細菌が砂糖を取り込むことで、細菌がネバネバとした物質を作り出し、バイオフィルムを形成します。歯の表面のバイオフィルムは、毎日の歯みがきと定期的な歯科受診によってコントロールが可能ですが、歯と歯ぐきの間に深い歯周ポケットがあると十分にクリーニングできず、細菌が出す毒素が歯周組織を刺激し、慢性的な炎症反応を引き起こします。これが歯周病と呼ばれる状態です。
プラークは取り除かなければ硬くなり、歯石という物質に変化して歯の表面に強固に付着します。歯石自体には病原性はありませんが、プラークの格好の住家となります。歯石はブラッシングだけでは取り除くことができません。

歯周病になりやすい状態(危険因子)

歯周病の直接の原因はプラークですが、口腔内の環境や生活習慣の中に、間接的に歯周病を悪化させたりする危険因子が潜んでいます。そのため、歯周病も生活習慣病の1つとされています。この因子が重複することで、歯周病の発症リスクも高まります。とくに口の中の清掃不良に加え、喫煙などの生活習慣、過度のストレス、体調不良による抵抗力の低下などが加わるとより危険です。

歯周病予防は、適切な歯みがきでプラークを取り除くことが基本ですが、規則正しい生活習慣は、歯周病を寄せ付けないためにも大切です。また、生まれつき歯周病にかかりやすい体質の方もいらっしゃいますので、ご自身の体について知り、対策を講じることも大切です。

歯周病の進行と症状

歯周病は一般的に次の段階を経て進行していきます。

健康な歯周組織

健康な歯周組織

薄いピンク色の歯肉で、歯と歯ぐきのすき間(歯肉溝)が1mm~2mm程度の溝で、歯肉が引き締まっています。ブラッシング時にも出血しません。

歯肉炎

歯肉炎

歯肉溝に歯垢が溜まった状態にすることで、歯肉に炎症が起きて腫れるため、歯肉溝が2mm~3mmとなり、歯肉ポケットを形成します。

軽度歯周病

軽度歯周病

歯肉の炎症が進行すると、歯周病菌が歯周組織へ侵入し、歯を支えている骨や歯根膜が壊され始めます。歯周ポケットも3mm〜5mmと深くなります。歯周ポケットが深くなることで歯ブラシだけでのセルフケアでは清掃できないため、歯垢や歯石が溜まっていきます。ブラッシング時に出血することがあります。

<見た目の状態>
赤く歯ぐきが腫れあがり、歯と歯肉との間にプラーク(歯垢)がたまります。

中度歯周病

中度歯周病

炎症がさらに深部へと進行し、歯ぐきだけではなく、歯を支える顎の骨にも炎症が広がり、骨が溶けはじめます。すると、歯がグラつきはじめます。歯周ポケットは4mm〜7mmとさらに深くなります。口臭も認め、歯が浮いたような感じもあります。

<見た目の状態>
全体的に歯肉が赤く腫れあがり、変色がひどくなります。

重度歯周病

重度歯周病

歯を支える骨が半分以上溶けています。歯周ポケットが6mm以上とかなり深くなり、歯のグラつきも、歯根が露出することでさらにひどくなります。口臭がきつくなり、膿も出て、放っておくと歯が抜け落ちてしまいます。

<見た目の状態>
歯肉は赤紫色で、歯と接している歯肉がさらに腫れあがります。歯と歯の間が広がり、食べ物もよく詰まるようになります。

歯周病と全身疾患の関係

近年の研究では、慢性的に歯周病にかかっていると、様々な全身疾患にかかるリスクが高まることがわかってきました。歯周病菌とその菌が産生する毒素、炎症のある部位で作られるプロスタグランジンやサイトカインなどが歯肉の毛細血管を通じて全身に搬送されると、脳卒中(脳梗塞)、心臓血管疾患、糖尿病の悪化などを引き起こすといわれています。唾液中の歯周病菌を含む細菌が、誤って気道から気管支や肺に入ると、気管支炎、誤嚥性肺炎の原因にもなります。また、早産や低体重児出産のリスクも高くなるため、出産前の歯科検診は重要となります。
歯周病と全身疾患は相互作用で良くも悪くもなります。したがって歯周病の予防や治療は、全身の様々な病気の予防や治療につながり、健康的な生活を送るためにとても大切といえます。

Page Top