
小児予防矯正
小児予防矯正
小児予防矯正は永久歯に生え変わる時期から始める予防的矯正治療のことで、上あごが成長する5歳から10歳(ゴールデンエイジ)までの子どもの時期に行います。矯正治療は大人になってからでも可能ですが、乳歯が残っている時期から始めることで、たくさんのメリットが得られます。その理由は、大人は顎骨(がっこつ)の成長が終わっているため歯を動かすだけの矯正になりますが、子ども(5歳から10歳)の場合、あごの成長を促進しながら矯正を行うことができるからです。矯正にあごの成長が利用できると前後的、横幅などの不調和がなくなり、それによって、抜歯をせずに矯正ができる可能性が高くなります。これは、最大のメリットと言えます。
小児予防矯正では歯の移動だけでなく、顎の発達も視野に入れて土台からしっかり整えることで、最小限の負担で最大限の効果が期待できます。お子さんの出っ歯、受け口、かみ合わせなど、些細なことでも気になる点がありましたらお気軽にご相談ください。
あごの成長を抑制したり、歯並びが悪くなる原因として、指しゃぶり、口呼吸、舌の癖、口腔周囲の筋肉がうまく使えていないことなどの悪習癖が関与していることが多くあります。今のお子様は5人に4人は悪習癖が原因で歯並びに影響が出ていると言われています。以上の項目をチェックしてみてください。もし当てはまるものがあれば、小児予防矯正を検討したほうが良い可能性があります。
小児予防矯正では、歯並びやあごの成長に悪影響を与える癖を月1回から2回の通院でトレーニング指導させていただき、お家で毎日、5〜10分くらいトレーニングをしていただきます。
また、口腔周囲の筋肉の訓練を行うことで、筋肉や骨格の健全な発育を促します。この筋機能の訓練は、矯正治療が終わった後の「後戻り」を防ぐ効果も期待できます。
舌や口腔周囲の筋肉をトレーニングするのに使用する装置
噛む力を強くする:繰り返し噛むことにより、口の中全体に力が加わり、顎骨や口輪筋、咀嚼筋の発育を助け、口の周囲の筋肉の正常な発達を促し、不正咬合を防ぎ、引き締まった美しい口元を作ります。
マイオブレースを日中1時間と就寝中に装着するだけなので、学校にいる間は装置不要です。見た目も気になりません。
入れ歯のような床を装着し、少しずつ、あごの前方、側方への成長を促進させたり、歯を動かしたりすることで、歯並びやあごの成長を整えていきます。装置中央にあるネジを回すことによって顎の横幅が広がります。歯の生え変わりの時期は、土台のあごの骨を拡大しやすく、将来の歯のでこぼこも予防できる可能性が高い装置です。
基本料(相談料、検査料、診断料含む) | 330,000円(税込) |
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毎回の処置料(トレーニング、装置調整料) | 5,500円(税込) |
拡大装置:BB1 | 55,000円(税込) |