むし歯治療│川口市の歯医者│かわぐちSKIPシティ歯科・矯正歯科│鳩ヶ谷駅・蕨駅

〒333-0844 埼玉県川口市上青木4丁目13番78号2F
048-423-3302
ヘッダー画像

むし歯治療

むし歯治療│川口市の歯医者│かわぐちSKIPシティ歯科・矯正歯科│鳩ヶ谷駅・蕨駅

むし歯とは

むし歯

酸を生成して表面の歯を溶かすミュータンス菌(むし歯菌)

口の中の細菌数は10兆個以上といわれ、そのうち、むし歯の原因となる酸を作る酸産生菌が70~80%を占めると考えられています。酸を作る代表的な細菌がミュータンス菌と言われています。ミュータンス菌は飲食物の糖分を摂取し、分解して酸を作り出します。この酸によって歯が溶かされますが、人の唾液には酸を中和させる働きがあり、また、カルシウムやリン酸を含み、これらの作用で溶かされた歯は修復されています。しかし、糖分の摂取が頻繁であったり、歯みがきの状態が悪かったりすると、酸の緩衝や修復が追いつかず、歯が溶けてしまい、むし歯となります。

深部へとむし歯を拡大させるラクトバチラス菌

ミュータンス菌と同様に、強い酸を作り出すのがラクトバチラス菌です。ラクトバチラス菌は、エナメル質のようなツルツルした部分には生息できず、ミュータンス菌によって作られたむし歯のザラザラした部分や、奥歯の溝、詰め物や被せ物の適合が悪いすき間などに生息します。酸素の有無に関係なく生存できるため、酸素の少ない深いむし歯の中で酸を作り、さらに深部のむし歯を拡大させていきます。

当院の一般歯科の特徴

1.痛みの少ない治療の提供

麻酔の使用を伴う治療に関しては、麻酔時の「チクッ」とする痛みをなるべく軽減できるよう当院では表面麻酔を使用しています。また、極細の針を使用することで粘膜に存在する痛みを感じる点に接する面積を減らせるため、痛みを少なくすることが可能になります。

2.拡大鏡(ルーペ)を使用し、
最小限の歯の切削量で治療

むし歯になっているところだけを正確に除去するために、2.5~5.0倍に拡大される拡大鏡(ルーペ)を使用してなるべく最小限の切削量での治療を行います。

3.Er:YAGレーザーを用いたむし歯治療

現在むし歯治療において唯一使用できるレーザーは当院でも使用しているEr:YAGレーザーとなります。治療の際に水を併用するため痛みの発生が少ないレーザーとなります。また、発熱が少ないため、歯の表面が黒く焦げたりはせず周囲の組織への影響をあまり受けません。不快な音や振動が少なく静かであるため、安全性と身体的影響に配慮した治療が可能になります。

むし歯が起こりやすくなる要因

むし歯は、次のような条件が重なった場合になりやすいと考えられています。

歯質

むし歯になりやすい歯質、歯並び、咬み合わせになっている
歯質は一人ひとり異なるため、むし歯のなりやすさは歯質によって左右されます。歯質を強化するためには、歯の再石灰化を促すフッ化物(フッ素)を利用したり、だ液の分泌を促進するためによく噛んだりすることが効果的です。

糖分

甘いもの(糖質)を多く摂取する習慣がある
糖分の多い間食の頻度が多いと、口の中が次第に酸性に傾き、むし歯になりやすい状態になります。気を付けることは、間食を控えたり、糖分の少ないおやつを選んだり、バランスのとれた食生活を送るように心がけましょう。

細菌

むし歯の原因菌が活発に活動している
キシリトールやフッ化物(フッ素)には、むし歯の原因となる細菌の活動を抑える働きがあります。キシリトール配合ガムを噛む、フッ素入り歯みがき粉を使う、といったことを日常で意識するとともに、歯科での定期的なクリーニングで、歯垢や歯石を除去することが効果的です。

汚れの付着時間

歯垢が歯に付着したままになっている時間が長い
口の中で酸が作られるまでには、少し時間がかかります。むし歯予防には、食後に歯みがきをして、むし歯の原因となるプラークや歯石を取り除きむし歯の原因である菌を活性化させないようにすることが効果的です。

むし歯の進行と治療法

むし歯の進行具合によって治療方法が異なります。

自覚症状がなく、歯科検診などで発見される CO~C1

ごく初期のむし歯

COごく初期のむし歯

症状

COは「シーオー」と読み、「C」はcaries(カリエス:むし歯)の頭文字で、「O」はobservation(オブザベーション:観察)の頭文字です。したがって「CO」は、むし歯になっているものの、今のところ治療の必要がない要観察歯となります。むし歯菌が放出する酸によって歯の表層のエナメル質が溶かされ始めている段階で、歯の表面が白く濁って見えたりする場合もあります。ですが、まだ歯の表面に穴は空いておらず、痛みなどの自覚症状は少ない状態です。

対処方法

適切なブラッシングやフッ素塗布により、歯の再石灰化を促すことで経過観察をします。

  • ・食習慣の改善
  • ・ブラッシング指導
エナメル質に小さな穴が空いたむし歯

C1エナメル質に小さな穴が空いたむし歯

症状

歯の表層のエナメル質がさらに溶かされ、小さな穴が空いた状態です。歯の表面が黒ずんで見えることもあります。また、冷たいものを飲食した際に「しみる」などの自覚症状が現れますが、痛みはまだないため、ご自身でむし歯かどうかの判断がつきにくい状態です。この段階では、歯を削らずに治すことができたり、削る場合でも麻酔を使わずに削る量を最小限に抑えて治療ができたりします。このC1の段階で早期に治療を受けることが理想です。

治療方法

むし歯の部分を最小限に削り、白い歯科用プラスチック(レジン)や型取りをした詰め物(インレー)などを詰め、削った部分を修復します。

冷たいもの、甘いものがしみる C2

歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯

C2歯の内部(象牙質)まで進行したむし歯

症状

むし歯がエナメル質の更に深いところにある象牙質まで達している状態です。むし歯の部分は黒く見えます。冷たいものや甘いものを飲食したときに、しみる・痛むなどの自覚症状が現れます。この段階から進行が早くなるため早期の治療が重要になります。

治療方法

むし歯の部分を削り取り、詰め物で治療をします。症状によっては局所麻酔を使用します。むし歯が広範囲な場合は、型を取って作製するインレー(詰め物)や被せ物によって歯の機能を回復します。
詰め物・被せ物などの修復物の材料には様々な種類があり、保険範囲のものと保険外のものがあります。当院では身体に優しく、審美性の高い材料を種類豊富にご用意しています。

熱いものがしみる、激しい痛みがある C3

神経まで進行したむし歯

C3神経まで進行したむし歯

症状

むし歯が歯の中心部にある神経(歯髄)まで進行した状態です。冷たいもの、甘いものに加え、熱いものでもしみたり、刺激を与えなくても激しい痛みが生じたりする場合があります。

治療方法

炎症が起きている部分と痛んでいる神経を取り除きます。神経が入っていた歯の内部(根管)を消毒する根管治療を数回行います。この段階で治療すれば、歯自体は残せる可能性が高いです。そのため、治療回数はかかりますが、歯を残すためには必要な治療となります。根管治療後は土台を立てて、型取りを行い、被せ物(クラウン)を装着します。

長期間継続していた強い痛みが治まり、放置している C4

歯根まで進行したむし歯

C4歯根まで進行したむし歯

症状

歯根の部分までむし歯菌が侵入し、歯の上部は溶けて崩れ、末期のむし歯の状態です。この段階では痛みを感じる神経自体が壊死しているため痛みをほぼ感じません。しかし放置するとやがて歯根部に膿がたまり、歯ぐきの腫れなどの症状を生じやすくなります。その際は麻酔も効きにくく、歯を残すことも難しくなります。

治療方法

ほとんどのケースで抜歯が必要となります。抜歯後は、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで歯の機能回復を図ります。

  • ・抜歯

抜歯(歯の喪失)後の治療方法

ブリッジ(連続した被せ物)

ブリッジは、失ってしまった部分の歯を補うために、その両隣の歯を土台にして、連続した被せ物を装着する治療です。ご自分の歯と同じように噛むことができますが、ブリッジを固定するため両隣の歯を大きく削る必要があります。このブリッジには、保険適用の金属製のものや適用外のセラミック製など、様々なものがあります。

入れ歯

比較的短期間での作製が可能ですが、硬い食べものや、粘り気のある食べ物では、しっかり咬むことができず違和感が生じることがあります。バネがかかる歯にも負担がかかります。慣れるまでの時間が必要です。

インプラント(自費診療)

ご自分の歯と同じようにかむことができますが、インプラントを埋め込む外科手術が必要となるため、内科疾患や重度の歯周病がある方は適応外になることがあります。

主な保険診療

メタルインレー

銀歯の詰め物で、強度が強く、広めの範囲を治療する時に適しています。
治療に時間がかかります。
銀歯なので目立ち、金属アレルギーを起こす可能性と、歯ぐきの変色も考えられます。

コンポジットレジン

見た目が白く、銀歯などに比べ目立ちにくいです。
治療期間が短く済むため、費用は比較的安価なのも魅力です。
経年劣化(強度・変色)が懸念されます。

硬質レジン前装冠

歯の色に近いため目立ちにくいです。保険適用範囲が限られています。
変色しやすいデメリットがあります。

CAD CAM冠

ソフトウェアのCADやCAMを使い、白い被せ物を制作する方法で、保険適用で治療ができる歯と使う素材が限られています(ただ金属アレルギーの診断を受けている方は例外があります)。
レジンより耐久性に優れ、金属アレルギーの心配が不要で安心です。

フルメタルクラウン

安価で耐久性に優れる銀歯の被せ物です。銀歯なので目立ち、金属アレルギーを起こす可能性が考えられます。

Page Top